TABLE FOR TWO 読書会

先週のことになりますが、「TABLE FOR TWO」の読書会に参加してきました。
読書会というものには初めて参加したけど、
TABLE FOR TWOの仕組みや社会貢献、寄付、国内問題、国際問題のことなど、
色々ディスカッションできました。結論は出てないけどね。

まず、TABLE FOR TWOといのは「日本の人々にヘルシーメニューを提供して、その料金のうちの20円(アフリカの一食の給食代)をアフリカの発展途上国の給食代として寄付する。日本のメタボ対策が国際貢献につながるというすごい仕組みだ。ヘルシーメニューの提供先は社員食堂を中心として、現在はカラオケやガストや自販機と、かなり多様に展開されている。
TFTのHP:http://www.tablefor2.org/

結論は出ないまでも様々な気付きは得ることがきでた。

・人が寄付する動機はちょっといいことした気分になるため?(一種の神頼み的な感じか。いいことしたから、自分にも何かかえってくるんじゃないかという)
TFTの「食事をするという日常行為で寄付もすることができる」という仕組みは、「寄付することは少し恥ずかしい」と感じる人が多い日本人向きである。
・社会貢献=国際貢献という認識が強い。国内の問題に関しては、日本人は厳しく、支援するという認識がない人が多い(EX:ホームレス支援など)
・一食20円分寄付とするというTFTのやり方は参加する人にとってのハードルは低いが、収益という観点から見ると限界もある。(そもそも社員食堂を持っている会社も少ないうえ、そこでのTFTメニューも強制ではなく、自由選択としている限り、収益を大幅に増やすことは難しい)
NPOの存在意義は主に2点ある。社会問題を解決することとその問題があることを一般の認識を広めることである。おそらく、一般人から広く寄付してもらうより。1社の企業からドカンと寄付集めたほうが簡単な場合も多いんやろうけど、それじゃ、一般への認識はなかなか広まらない。でも、すべての人に認識を持ってもらうことも不可能。バランスが大事。

TFT」というひとつのキーワードを軸にして、業種も年齢も違う人が集まってディスカッションするという体験は大変面白いものだった。

結論なし。でもまだこれでいいということにしとく。