カタリバ大学「変わるぞ!日本のNPOプロジェクト」に参加してきました

タイトルの通り、昨日カタリバ大学「変わるぞ!日本のNPOプロジェクト」に参加してきました。

カタリバというNPOは普段、高校生のためのキャリア教育支援を行っている団体で、月一回程度で社会人とかも対象にしたイベントを行っています。
(カタリバについての詳細→http://www.katariba.net/

今日はカタリバの代表今村さん以外にも、病児保育支援NPOフローレンスの駒崎さん、最近話題のjust Giving Japanを運営するチャリティプラットフォームの谷地さんなどが集まり、これからの社会に対して何をしていけばいいのかというシンポジウムが開かれました。
いや、そもそも、このイベントの発端はTUTAYAが7月にリリースする、「コーズブランド DVD」というものの記者会見するということだったのかな。まあ、発端はよくわからないけど、そもそもこのコーズブランドDVDとはなんぞやってことですね。以下はカタリバ大学のHPから引用します。


自然保護や環境問題、教育支援、児童保護など、私たちを取り巻く問題に挑むわが国の代表的なNPONGOがわかりやすく解説するレンタルDVDをスタートします。レンタルは有料で、料金の約1/3が各タイトルの団体に還元されます。

すごい商品を思いつかれたものです。さすがCCC!しかも、これで取り上げられるNPOというのが、チャリティプラットフォームが選定しているだけあって、今注目されてるNPOばかりなのです。
このイベントの主催のカタリバ、既述のフローレンス、かものはしプロジェクト、チャイルドホットラインなど。そこの現場を垣間見ることのできる機会なんてめったにないから、教育現場とかでもきっと多く使われるでしょうね。(実際イベントに来ていた、ベネッセとか都立高校の教員の方がそういう話をしてました。)

上記のようなNPOが取り組んでいる社会問題って、知ろうという意欲がない人にとっては一生縁のない話になってしまう。でも、社会を変えるにはNPOだけががんばるんじゃなくて、企業、官、市民が一緒になって取り組むことが必要なんだと思う。このコーズブランドDVDは「知る機会」を増やして、より多くの人に関心を持ってもらって、行動に移してもらうっていう仕組みのきっかけになるんでしょう。
7月リリースらしいので、リリースされたら、私もこぞって借りに行こうと思います。
(このイベント、DVDの詳細→http://www.katariba.net/k-event/4484.html


書きたいことはいっぱいあるんやけど、書ききれないので、このイベントに参加した感想を。


まずは、「知る機会」ってほんと大事だってこと。私は幸福なことにこういうことに興味があり、自分でイベントに行って知ることができているけど、そのきっかけは本屋でフローレンス駒崎さんの本を手にとることができたからだ。
でも、そのきっかけにまだ出会えていない人は、社会にはこういう問題があって、それを解決するために行動しているNPOがあるってことを知らないでいると思う。知った上で行動することも難しいけど、まずは最初に「知る」ことから始めなければ何も変わらない。現時点では興味を持っていない人にどうしたら、働きかけていけるだろうというのがたぶんしばらくの間、自分の中での課題になると思う。


あと、「私は当事者になりたいんだな」ということが再確認することができた。私が今している新卒採用広告の仕事はそれぞれの企業がいい人をとるためのお手伝いはできるけど、当事者にはなれない。それを最近すごくジレンマに感じていたんやけど、何をどうすればいいのかわからなくてウツウツしていた。今すぐに、仕事としてNPOにコミットすることは難しいけど、今のままの状況でできることが見つかった。ボランティアや寄付、今こうしてブログを書いていることもその一つだと思う。


このイベントは渋谷で行われていたので、帰り道は多くの10代の子たちとすれ違った。
なんとかして、彼ら、彼女たちに問題を知ってもらうには音楽、ファッション、映画とかとも一緒にやっていく必要があるんだろうな。

まだ当事者にはなれないし、NPOで働くことだけが解決策ではないと思うが、できることをひとつひとつしていきたい。